身の回りに大量にあるプラスチック製品を大気中からCO2を回収するプラスチックにして環境貢献する”DACプラ®”。
DACプラを作るためのテクノロジーがバイオマスCO2吸収材“美環(Binowa)™”です。
この材料は粉末状で樹脂用添加剤として樹脂に混ぜて使うことができ、その樹脂を既存のやり方で成形加工することでDACプラができます。塵も積もれば山となる、ということわざにあるとおり、ちょっとのCO2回収×たくさんのプラスチックにより、大きな社会的インパクトを出します。
2050年カーボンニュートラル達成のためには、CO2削減だけでは達成できないことが分かっています。
出すCO2を減らすの方法は、国レベルから個人レベルまで様々な方法が提案されおり、目的に合わせて選択することが出来ます。一方で、出てしまったCO2を減らす方法は、ほとんどありません、あるのは植林か、プラント装置による人工的な回収の二択です。これでは到底カーボンニュートラル達成はできません。私たちは第三の方法として、いつでもどこでも誰でも簡単に、ちょっとずつでいいので出てしまったCO2を大気中から減らす方法を提案します。
弊社材料は植物由来のバイオマス材料、石油系プラスチックに混ぜると、混ぜた分は正味ゼロ扱いになり、製品のCO2を削減します。
しかしながら、材料を作るときにCO2を大量に出していては意味がありません。
そこで、弊社では、製品の製造から廃棄までのトータルを加味して、CO2総排出量計算(LCA:ライフサイクルアセスメント)を行い、製品の品質、コスト、環境性の3つを考えながらモノづくりをしています。
ここまで説明したとおり、弊社の材料は植物由来の安全安心材料。ほかのCO2吸収材料がプラント装置で使うことを目的に、耐久性と性能を向上させるということを進めており、そのために安定した無機材料や性能を高められる危険な材料を使っているため、同じようにプラスチックに混ぜるというソリューションは困難です。
ですがこれらの競合材料と組み合わせることで、DACプラで回収したCO2を大量に再回収利用することが出来ます。
つまり”協合”材料であって”競合”材料ではないのです。
地球温暖化防止という環境問題はあまりに大きい社会課題のため、一社だけ、一技術だけでは解決が出来ません。それぞれをつなぎ、新しいエコシステムと考えを広めることが重要だと考えています。
私たちが提供できるは製品の中の、目に見えないぐらい小さな材料と、小さなきっかけです。
プラント装置導入だけではCO2回収量そのもののみの効果しか生み出しませんが、私たちの材料を導入することで、プラスチック減量によるCO2削減効果、そして行動変容による大きな効果を出すことが出来ます。そしてこれは誰でも出来る環境活動なのです。